I-3 暦年について

【暦年】
 配列を年月日順に正確にするには、日付がきわめて重要であり、慎重さと正確さが要求される。この点でのライプニッツの時代の問題は、まだユリウス旧暦(VS、すなわち Vetere Stilo)を布いている国や領邦や都市とグレゴリオ新暦(NS、すなわち Novo Stilo)に従って日付に10日をプラスすることで暦を天体の動きに精確に一致させた国等の間に、日付に食い違いがあるということである。原文はいずれか一方を使うときと、両方を併記するとき(たとえば、28/18, Feb.)がある。
 ハノーヴァーを初めとする多くのドイツ・プロテスタント諸邦等においては(フランクフルト・アム・マインのような神聖ローマ帝国の帝国都市の伝統を守るところを除く)、新暦を採用する1700年2月18日まで、カトリック諸国等の暦から10日の日付の遅れがあり、イングランドにおいては1700年2月までは10日、それ以降は11日(旧暦に従って、1700年2月に閏日29日を入れるため)の遅れがある。
 書簡に記されている日付がどちらに従っているのか分からない場合、発信地の都市等の名前で推定した上で旧暦と新暦を併記することになる。もちろん、推定が困難な場合もある。
 このクロノロジーでは、最近の多くの研究者に従ってグレゴリオ暦に統一して並べた。アカデミー版やミュラーの研究書等に倣ったものである。アカデミー版等が日付に‘?’を付す場合があるし、また特定の年内に書かれたいう程度しか推定できない場合もある。後者のケースでは一括してその年の最後に並べた。ゲルハルト版やデュタン版で年月日がまったく不明なものが少なからず残り(アカデミー版の既刊のものについては、おおよその位置づけが済んでいる)、これらは本文の最後に、すなわち1716年のクロノロジーの後に、一括してアルファベット順に載せている。


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